平日の14時台、途中までほぼ貸切で観られました。
というのも、毎日14時から学芸員さんのギャラリーツアーがあるので、みんなそれでまわってたので、それを入口でかわしたわたしは後半までずっと部屋に1人から3人くらいで見放題。
常設展示は4回目でだいたい見た事があるのでざっと。
ロスコーの赤の部屋は初めて完全貸切だったので(警備員と学芸員さんが入口で見張ってましたが)作品を観てる時、他人が目に入らない新鮮さが面白くて真ん中の黒い椅子にしばらく座って堪能しました。
でも、あの部屋は他人が絵を見ているのも込みでも絵になるよなぁ、とか思ったり。
そこを出て、2階にあがって、フランクステラの作品群のその先の、フジタの特別展に突入。
綺麗な乳白色の陶器のような肌の儚げな美しい絵、たくさん観られました。
動物たちもなんとも可愛いですよ。
今回初めて見たんですが300cm×300cmの大きいキャンバスに全裸の男女数十人が入り乱れている争闘Ⅰ、Ⅱ、ライオンのいる構図、犬のいる構図と4枚が並んでおりまして、
「お!なんだなんだ?」と思い、1人づつチェックしましたが、男女のキス止まりでエロい事をしてるひとはいませんでした。
男同志の絡みもたくさんあったけど…ほぼレスリングをしてる絵でした。
特別切り替えモーーード『スペシャルBL☆eye』を発動すれば発見もあったのかもですが、これを観てる時、隣の区画からツアー集団の声が聞こえてガヤガヤし始めたので特別発動する間もなく、ひと通りみて立ち去ってしまいました。
それにしても、美しい裸体が絡んでゴロゴロしてるのに全然エロさを感じないって、逆に不思議で、これ、凄いと思いましたけども。
でも。
やっぱり見どころは女性の絵ですよね。
フジタは5回結婚してるんですけど、そのうちの3人のフランス女性のそれぞれとの関係性が、今回の展示法によって、絵に見られたのがよかった。
割と人物はみんなお人形さんみたいな印象だったけどこうみるとそれぞれ全然違うんだと初めて気がつきました。(フジタ様、すみません(-_-)
1人目のフェルナンドはフジタの才能を愛して、まだ駆け出しのフジタの絵を世に出す為に売り込みの手配をするような知的なモガらしいスタイルやポーズ。
ヌードではなく、まだ、白くないし、黒い細い線は無い。
2人目のユキからは、フジタといえば、の、乳白色の地に黒く細い線。
そしてヌード。
ユキはクールできちんとモデルらしいポーズを取って目線に緊張感があってすこし澄ましている。
3人目がマドレーヌ。
モデルがリラックスしている。全然視線がこっち見てないしぼんやりしてたり寝ていたり。
それにしても、とにかく、この乳白色の地と細く黒い線と墨の陰影はしっとりと美しい。
見てると自分もキレイになれそうなので何回でも観たいけど川村、遠いんですよねー。
そして、今は府中でもフジタ展やってるらしく、そちらも気になる。
でも、そっちも遠いーーーー。
佐倉は千葉なんだけど海浜幕張からだと乗り継ぎまくって最寄りの佐倉駅まで行って、更にシャトルバスで30分…😓
府中なんて武蔵野線の1始発駅から終点までってヤツだわー(>_<)
悩ましい。
まー、そういう方がゆっくり観られるんだけどね…。
とりあえず。
図録買ってきたのでこういう肌になれるようにイメトレをばw